当組合は、平成14(2002)年4月に地元6市町村(八王子市・青梅市・あきる野市・日の出町・檜原村・奥多摩町)の森林組合が合併して東京都森林組合となり、以来19年が経過いたしましたが、その間、平成29(2017)年10月には東京都森林組合連合会を包括承継したことに伴い、東京都唯一の森林組合として、東京の森林・林業を守り育ててまいりました。
さて我が国の森林・林業を取り巻く環境は、様々な変革期を迎えています。平成31(2019)年4月の「森林経営管理制度」の施行や、令和3(2021)年4月の「森林組合法」の改正、さらには、「所有者不明土地問題」に対処するための「民法・不動産登記法」の改正による相続登記や住所変更登記の義務化が始まります。一方、世界的にはSDGs(持続可能な開発目標)達成へ向けた取り組みへの意識が醸成され始めています。
こうした中、当組合では、組合員との信頼関係をより一層強固なものにしつつ地域の特性を活かした森林整備を行うとともに、少子高齢化などの問題にも対処しうる経営基盤の強化を図るべく、新たな森林組合系統運動に呼応し、第四次中期経営計画「ACTIVE50」(令和3年度~令和7年度)を策定し、様々な課題の達成に向け、役職員が一丸となって取り組んでまいります。
東京都森林組合
代表理事組合長木村康雄
「組合員・地域とともに、森林とともに」
東京都森林組合は、組合員と共に地域社会の発展に寄与するとともに、東京林業の振興と持続可能な森林づくりを目指します。